所沢店の成田です。

１０月２６日に
紅葉の両神山へ行ってきました。

紅葉はまずまずといったところでした。
条件が良い年なら、
もっともっと燃えるような色が
見られそうな山ですね～。

ところで、僕、
両神山には何度も嫌われてきました。

２０年くらい前にも、
３月に八丁峠に来たことがありますが、
膝下まで雪があって、
早々に引き返しました。
３月の両神山を甘くみてましたねぇ。

４、５年前には、
行きのバスでめまいを起こして、
登る前から敗退(単なる寝不足)。

以降、登りに行こうとした瞬間に
林道が土砂崩れで通行止めになったり、
工事がやっと終わった！
と思ったら、
あっという間に工事中に戻ったり…。

そんなわけで、
やっと登れた両神山です。

上落合橋→八丁峠→行蔵坊→西岳→
龍頭神社奥社→東岳→山頂という
往復コースを行きました。

とにかく岩・岩・岩。
そしてそこにかかる鎖・鎖・鎖。

飽きるほどの鎖場天国。
緊張感がずっと続く、やんちゃなコースでした。
おなかいっぱい。満足です。

それにしてもあれだけ鎖場があったのに、
高度感がある写真が「１枚も｣撮れませんでした(涙)。
スマホの写真は、
もっと研究しないとダメですね。

この日、山頂付近では、
行方不明の方の捜索で、
ヘリが間近を飛んでいました。
こんな近くでヘリを見るのは初めてでした。

途中、山岳救助隊の方々とも何度かすれ違いました。
そして、帰り道の西岳の辺りで、
その中の一人の年配男性が、
横を過ぎて行ったのですが、

この方が、とにかく速い。

静かに、そして穏やかに、
石ころひとつ落とすことなく、
急な岩場をスイスイと歩いて行かれるんですよ( °_° )
ちょっと目を離すと、
あっという間に遠い場所にいらっしゃる。
(一瞬目を疑う。ホントに)
僕も岩場は遅くない、はずなんですけども。

白井差コースで有名な、
地主の山中さんでした( °_° )
速いわけです。
埼玉県の山岳救助に、
深く関わっていらっしゃるそうです。

帰りは八丁峠まで、
色んなお話を聞かせてもらいながら、
ご一緒させて頂きました。

気さくで博識で、短い間でしたが、
楽しい時間を過ごさせて頂きました。
ありがとうございました。

気がつけば僕も５０歳を過ぎ、
岩場、鎖場だらけのコースは
体が動くうちに行っておかなきゃな、
なんて思う事も増えました。

でも山中さんの、
忍者のような動きを目の当たりにして、
よっしゃ、
まだまだやれることは沢山あるじゃないか、
なんて思えた一日でした。

行方不明の方は、
先日発見されたとのニュースが出ていました。
ご冥福をお祈り申し上げます。